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車のエアコンガスチャージ方法の完成形。コンプレッサーに優しいガス充填。/ハイエースに12VエアコンをDIY取付け

真空引き-ハイエースの後付エアコンDIY
この記事は約11分で読めます。

今回ハイエースに車用の12Vエアコンを取付けたのですが、その時の真空引きから冷媒ガスチャージの方法です。

元からあるカーエアコンも基本同じやり方かと思います。

最初に届いたエアコンのコンプレッサーは不良で交換になったのですが、替えのコンプレッサー到着待ちの時に更に色々調べました。
友達に家庭用ですがエアコン取り付けの仕事をしてる人もいてるので、その友達に聞いたり、NETで更に深く調べたり、凝り性なんで深く深く調べました。
そして、コンプレッサーに優しいガスチャージの方法をここにまとめます。

ほんまガスチャージはちゃんとせんとコンプレッサーを痛めます。
そして、コンプレッサーはエアコンの心臓部なので、故障すると高く付きます。

なんせ私の買ったエアコンは中国製なので、ちょっとでもコンプレッサーに負担をかけないベストな方法を調べまくり、まとめ、コレを完成形としました。

 

必要工具

これから初めてエアコンのガス充填をする人は、まず必要な工具・機材は『真空引き&チャージセット』です。
真空引きのコンプレッサーは30Lと60Lがありますが、私は『60L』のものにしました。
その方がより早く、確実に真空引きできると判断したからです。
というより、本音はそんなに値段も変わらなかったからです(^_^;)。

私が見たときは楽天が一番安かったので楽天で買いました。

※R134aガス対応品でも、中にはクイックカプラーが付属してるにも関わらず、そのクイックカプラーの接続には別で変換アダプターやホースを買わないといけないものもあるので注意してください。
そういった商品は一応、注意書きでその旨の記載がありました。めっちゃ小さくですが(;・∀・)。
ホースの接続部分の形状が違います。クイックカプラー側の形状はR134a用の規格で決まっているようです。

 

あとチャージセットの缶切りバルブは使いにくいという評価が多かったので、別でスクリュータイプを買いました。
コレはAmazonが安かったです。

 

加えて、私の場合はクイックカプラーも『L型』のものを追加で購入しました。

元々チャージセットにストレートタイプのクイックカプラーは付いてるのですが、私が取付けたコンプレッサーやコンデンサーの配置だと充填バルブの位置的にホースがギリギリというか若干引っ張られる感じでした。ホースを長いのにするという選択肢もありましたが、無駄に冷媒ガスを使ってしまうし、作業後のホース内のガス放出も増えてしまいます。

で、クイックカプラーをL型にすることで解決しました。
ホース買うよりクイックカプラー買った方が安く済むし(^^)。

ちなみにL型クイックカプラーには缶切りバルブも着いてたので、単体で缶切りバルブを買わなくても、これだけでも良かったかも。
まぁ、単体の缶切りバルブは最初にチャージセットと同時に買ってしまっていたので。。。単体で買った方は2重スクリューやし、しっかりしてるはずと自分を慰めて。。。

 

心得!!

真空引き&ガスチャージ作業の前に言っておきます。

心得として『焦らないこと』です。

最初は真空引きしたあと、早くしないと空気が入ってしまうんじゃないかと、ガス入れを焦ってしまうかもしれません。

が、焦らずゆっくりガスチャージしましょう!
もともとガスチャージは時間がかかるものです。
特に2本目以降は時間がかかります。

そもそも、ガスを1本入れてしまえば、もう空気が入ることはありません
実際は1本分も入れきる前から、外気よりホース内の方が気圧が高くなりますので、悪くとも冷媒ガスが漏れるだけで、空気が中に入ることはありません。
作業中、冷媒ガスもそう漏れるものではありませんが、万が一漏れたとしてもガスを足すだけなので、焦らずゆっくり確実にやりましょう。

 

真空引き

まずは真空引きです。
※エアコンはOFFの状態

コレは真空引き&チャージセットに付いてた取説の通りに繋げます。
・高圧ホース(赤)は、高圧充填バルブへ
・低圧ホース(青)は、低圧充填バルブへ
・真ん中の注入ポートに繋ぐ黄色いホースは真空引きポンプへ

真空引き-ハイエースの後付エアコン

※ホースの両端に接続金具がありますが、片方がストレートで、もう片方は少し(30°くらい)曲がってます。
ストレートの方はチャージセットのマニホールドゲージに繋げ、曲がってる方はエアコン側の充填口や真空ポンプ側に繋げましょう。

中のムシ(タイヤなどにもあるやつ)を押すピンの形状が違うようです。
これもよく見たら商品ページに書いてるのですが、取説には書いてなかったです。

ちなみに上の写真では間違って、黄色のホースだけ曲がった方をマニホールドゲージ側に繋げちゃってます(^_^;)。

配管が終われば、真空ポンプのスイッチONです。
真空引きの時間ですが、取り扱い説明書では10~30分と書いてましたが、私は配管を長くしたこともあるので余裕を見て45分実施しました。

そして45分後。
真空引き後の低圧・高圧ポートの圧力
写真のように高圧ポート低圧ポートも、メモリは0よりマイナス側に振り切ってます
そして低圧バルブも高圧バルブも締めてから、コンプレッサーを停止。

 

この状態でしばし放置します。コレも取り扱い説明書では3~5分となっていましたが、余裕を見て15分ほど放置しました。
15分後、メモリに変動もなく、無事に真空引きができました。

放置中にわずかでも空気が入ってるかもしれないので、ガスチャージの前に、念の為もう一度真空引きを5分くらいしました。
エアコンの取付けをしてる友達いわく、アナログゲージに出るほどではないけど、デジタルゲージだとコンマ〇〇ぐらい微量ですが、数値に出ることもあるようです。
まぁ、それぐらいなので改めて真空引きをする必要はないかもしれませんが、念の為というか完璧に近づけるためです(^_^;)。

 

冷媒ガスチャージ

いよいよ冷媒ガスの充填です!

まず黄色のホースから真空ポンプを外します。(もちろん低圧ポート高圧ポートは閉められた状態)
その黄色のホースに、缶切りバルブをセットした冷媒ガス缶を接続します。
冷媒ガスの充填-ハイエースの後付エアコン

 

上の写真では缶切りバルブが写ってないですが、缶切りバルブは冷媒ガス缶にネジ式で固定できるようになっています。
缶切りバルブ-エアコンガスチャージ
※冷媒ガス缶に缶切りバルブを接続するときは上の赤い回転レバーは緩めておいてください。
赤いレバーを締めると下から針が出てきて、冷媒ガス缶に穴を開けてガスが開通する仕組みなので、最初っから赤レバーを締めた状態で冷媒ガス缶に接続するといきなり缶に穴が空いてガスが吹き出しちゃいます。

冷媒ガス缶と黄色いホースの接続が終わったら、缶切りバルブの赤レバーを締め込んで缶に穴を開けて開栓します。
針が出たままだとそれが栓になるので、赤レバーをある程度戻す(緩める)とガスがホース内に入っていきます。

そして次はエアパージです。
黄色のホースのマニホールドゲージ側にピンがありますので、このピンをプッシュしてホース内の空気を抜きます。
エアパージピン-エアコンガスチャージ

ちょっと(1・2秒)押すだけで、空気が抜けて冷媒ガスが噴射されます。
冷媒ガスの噴射が分かりにくかったら、冷媒ガス缶を逆さまにして液状で入れてやると、明らかに空気でなくガスが噴射されてるのが分かります。
(冷媒ガスはあまり大気放出しないようにね)

エアパージが終わったら、いよいよエアコンに冷媒ガスを入れていきます。

その前にガス充填のパターンと流れをザックリと書きます。
パターンとしては、
冷媒ガス缶を逆さま(下向き)にして入れると、冷媒ガスは液状で入っていきます(早い)。
逆に、正向き(上向き)にすると気体で入っていきます(遅い)。

また流れとしては、
エアコン(電源)OFFの状態で、冷媒ガスを充填していき、もう入らないというところまで行くと、エアコンの電源を入れて、フル稼働でコンプレッサーが常に動いてる状態にして、引き続きガス充填をしていきます。
コンプレッサーが動くことによって、中のガスが圧縮されて、外(ガス缶)のガスが入りやすくなります。

ガス充填のパターンと流れはこんな感じです。

ちなみに、私は真空引きもこの冷媒ガスの充填も初めてだったので、最初はチャージセットについていた取り扱い説明書だよりでした(^_^;)。
ただこの説明書はDO(やること)だけ書いてるのですが、Why(理由や効果)の部分は書いていません。
で、深く調べたり聞いたりしていきました。

そして取説では、『冷媒ガス缶を逆さまにして、低圧ポートから液状で充填』となっていました。

コレも間違ってはいません。
でも、ここは高圧ポートから入れた方がコンプレッサーに優しいです。
理由は、冷媒管を逆さまにすると液状で入っていくことになります。

そしてエアコンの構造上、低圧の充填口はコンプレッサーの手前にありますので、低圧ポートから充填すると液状の冷媒ガスがコンプレッサーに入っていきます。
このままで、先程の充填の流れでエアコンの電源を入れてコンプレッサーを回すと、液状の冷媒ガスがコンプレッサーで更に圧縮されるような形になります。
元々気体を圧縮するためのコンプレッサーが液圧縮すると過大な負荷がかかって、弁割れなどコンプレッサーの故障に繋がります。

その液圧縮を避けるために、ガス缶を逆さまにして液状で注入する際は、高圧ポートからガス充填します。
高圧充填口はコンプレッサーの後のコンデンサーの更に後にありますので。

※今回のガス充填は真空引きをしたあとで、コンプレッサー稼働前のガス充填になりますので、高圧も低圧も負圧で同じ条件です。
ですので、高圧ガスに対する危険度は同じです。というかどちらも危険ではありません。

でもエアコン内に既にガスが入ってる状態からガスを補充するときは、間違っても高圧ポートからは充填しないでください。
冷媒ガス缶の圧より高圧ポートの方が圧が高いので、ガス缶にガスが流れ込んできて、ガス缶が破裂する危険があります。

あと液圧縮を避ける方法として、低圧ポートからガス缶を逆さまにして液状で入れる場合でも、10分ぐらいおいて、冷媒ガスが馴染んで(気体になる)からコンプレッサーを回すと書いてるNET情報もありました。

ちなみに私は高圧ポートから入れて、もうこれ以上ガスが入らないとなってから、更に10分くらいおいてからコンプレッサーを回しました。

 

作業に戻ります。
私の場合は、1本目は丸々高圧ポートから液状で入っていきました。

そして、2本目に入るのですが、ガス缶を付け替えるときは、マニホールドゲージの低圧ポート高圧ポートも閉じてください。
開けたままだと、缶を外した瞬間に冷媒ガスが漏れちゃいます。

そして1本目のガス缶を外し、2本目のガス缶を1本目と同じ要領で黄色のホースにセットします。
缶切りバルブの針を出したままで取りつけないようにね。

2本目のガス缶の接続が終わったら、缶切りバルブの針を出して開栓します。
また黄色のホース内に空気が入ってますので、再びエアパージします
ここは1本目と同じですね。

私の場合は、2本目早々にガスが入っていかなくなりました。
そうなると次の流れとしては、コンプレッサーを稼働させながらのガス充填です。
コンプレッサーを回すので、高圧ポートは閉じて、低圧ポートから気体での充填になります。

高圧ポートを閉じ、低圧ポートも閉じたままの状態で、液圧縮を避けるために念の為10分放置しました。
ここまでする必要はないような気もしますが(^_^;)。

そして、両ポートを閉じたままエアコンを全開で稼働させ、コンプレッサーをフル稼働させます。
設定温度は最低にして、風量は最大ですね。車内が冷えてエアコンが弱運転にならないようにドアや窓も開けておきましょう。

ここからもゆっくり丁寧に作業しましょう!

次は低圧ポートからの充填になりますので、冷媒ガス缶は正向き(上向き)にして気体で注入します。
間違っても逆さまにして液状で注入してはいけません。液圧縮でコンプレッサーが壊れます。

2本目のガス缶は接続されたままなので正向き(上向き)で構えます。
そして低圧ポートを開いてガス充填です。

コレがまた、なかなか入っていきません。

缶を振ったり、手で缶を温めたりしたらいいとなっていたのでやりましたが、それにしても時間がかかります。
1缶あたり15分~20分かかりました。

あまりにガスが入らないので結構激しく振った時もありました。冷媒が液状で入っていってるんじゃないかというぐらいに(^_^;)。
基本せっかちなんで。
このあとYou Tube動画も添付してますが、あまり良くないなと思い、激しく振ったのはカットしました。。。

まぁ、それだけ振っても大丈夫でした( ̄ー ̄)。

このあと3本目以降は、同じことの繰り返しです。

ちなみにどこかに書いていたわけではないですが、入りが悪い時に低圧ポートを閉じた上で、一度エアコンを停止させ、1分ほどおいて再びエアコン全開にして、低圧ポートを開くとガスが入りやすくなったりもしました。
激しく振るより、こっちの方がいいです。

あと私が買ったエアコンのガス充填量の規定は600~650gでしたが、エアコンホースを倍ほどの長さにしたこともあってショップに確認の上800g(4缶)の充填になりました。
冷媒ガスの充填量-車用後付エアコン

 

充填完了後の高低それぞれの圧力は
高圧10.8
低圧2.6

となりました。
ガスチャージ後の圧力-12Vエアコン中華製

 

日本のというか、元から車についてるエンジン駆動のコンプレッサーに比べると高圧が低いような気もしますが、まぁ、ショップの言ってる基準内に入ってるので、良しとしましょう。
中華クオリティなんですかね。
ガス圧の基準-中華製12Vエアコン

 

ちなみに、このあと検証しますが、めっちゃ冷えました
寒いぐらいに。
エアコン吹出口の温度なんて、マイナスにまで((((;゚Д゚))))。

コレで冷媒ガスの充填は完了です。

 

エアコンのガスチャージ動画

動画も合わせて見てもらったら、より分かりやすいです。

まとめ

冷媒ガスの充填はとにかく我慢です。
焦らずにゆっくり確実にしましょう!

心配しなくても、もたもたしたからといって空気は入り込みません(エアパージを忘れたら入ります)。

 

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